第11回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座が開催されました
12月15日(水)に第11回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座が開催されました。
今回は牧野渉氏(アイセロ化学株式会社 代表取締役社長)に講義していただきました。
講義では、以前公害が社会問題となり工場を自主閉鎖したお話しや、それをきっかけとして、企業理念等を改め、環境に配慮した製品づくりに努めている、といったお話しを熱心にしていただきました。
講義風景
講義する牧野渉氏(アイセロ化学株式会社 代表取締役社長)
質疑風景
第11回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座出席者アンケートによると
講義内容は、8割以上の人が「良かった」と回答しています。
「良かった」の理由としては、
○ 今ではものづくりと切っても切れない関係にある環境に対する意識が昔から高いということがわかった。
○ 企業の失敗から得た経験という貴重な話が聞けて良かった。
○ 企業責任というものがわかった。
○ フィルムを作っている会社なのに"包装なければ無しがよし"という企業理念には驚いた。
○ 環境対策と企業経営の両立は、今後の課題であり、実行に移す意義について理解できた。
など、多くの意見を記載していただきました。
講義内容は、ほぼ全員の人が「良く理解できた」、「概ね理解できた」と回答しています。
講義内容は、8割の人が「参考になる」と回答しています。
「参考になる」の理由としては、
○ 利益だけでなく理念を貫いていくことが大切だと感じたし、本当に徹底していけば成功するのだろうと思うことができました。
○ 企業は社会のためになければならない、という言葉を知ることができた。
○ 環境の大切さ、地域と生きていく大切さがわかった。
○ 一度、環境問題で失敗した会社がどのように変わっていたのかがわかりとても参考になりました。
○ 何か得意なものを持つことが重要だとわかった。
○ グローバル化の重要さのお話しが聞けたことが役立った。
など、多くの意見を記載していただきました。
第12回(12月22日)は、最終回です。今までの講義を振り返り、みなさんに意見発表してもらいます。活発な意見交換が行われ「白熱教室」になることを期待しています!
【日時】平成22年12月22日(水)午後4時30分から午後6時まで
【場所】名城大学 天白キャンパス 11号館 4階 405教室
【講師】山中三四郎 氏【名城大学 理工学部 教授】
【内容】シラバスより
近年、アメリカ、ヨーロッパを中心にした先進諸国ではマネーゲームが経済の中心となり、「ものづくり」にこだわる企業が軽視される傾向がある。一方で、いま世界中で問題になっている「地球温暖化」「エネルギー・資源の枯渇」を克服するためには「ものづくり」へのこだわりが大事になる。
愛知県は日本の生産拠点であり、「ものづくり」にこだわる多くの企業が活躍している。本講座は愛知県で活躍している愛知ブランド企業10 社の経営者の方に講師を務めていただき、企業としてあるいは経営者としての「ものづくり」の重要さ、こだわりをお話していただいた。
これまでの講義を振り返り、(1)最も印象に残った話は何か。(2)その理由は、(3)講師から提起された問題に対してどう考えたのか、等対話形式で進めていき、「ものづくり」にこだわる講師の思いを通して就職への考え方、「ものづくり」への認識を深めていく。
受講者の諸君は、これから就職活動を経て、社会に羽ばたいていくことになるが、本講座で得られた考え方を通してよりよい社会人になることを期待する。