第9回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座が開催されました
12月1日(水)に第9回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座が開催されました。
今回は松本芳樹氏(株式会社松本義肢製作所 代表取締役社長)に講義していただきました。
講義では、「義肢装身具とは何か」、「義肢装身具の作り方」、「義肢装身具を作る際の心理的影響」などが説明され、学生は熱心に耳を傾けていました。
講義風景
講義する松本芳樹氏(株式会社松本義肢製作所 代表取締役社長)
質疑風景
第9回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座出席者アンケートによると、
講義内容は、8割以上の人が「良かった」と回答しています。
「良かった」の理由としては、
○ 義肢についてあまり知らなかったので、今回の講義はとても勉強になりました。
○ これまで知らなかった世界について理解できたので良かったです。
○ 技術屋として何が大切なのか、どうすれば良いものができるかということがわかった。
○ 医療と工学と芸術の結びつきにより、世界で一つの製品を作り出すことができるのは他の職種にも応用できる考え方だと思いました。
など、多くの意見を記載していただきました。
講義内容は、9割以上の人が「良く理解できた」、「概ね理解できた」と回答しています。
講義の内容は8割以上の人が「参考になる」と回答しています。
「参考になる」の理由としては、
○ 義肢に百点はありえないという言葉が印象に残りました。これからはどんなことでも百点に近い点を取れるように努力していきたいと思います。
○ 仕事をしてく上で、気持ちの持ち方、やる気を保つことがよりよいサービスを提供できる大事なポイントだと思いました。
○ 一つの物を作るために、最新技術を駆使しながら、ユーザーのために作る熱意、プロの心構えが参考になった。
○ 医療を通して人に関わる技術職の難しさや心構えがとても参考になりました。
○ 今まで全く未知であった分野の話を聞けて視野が広がった。
など、多くの意見を記載していただきました。
第10回目(12月8日)は、愛知株式会社様です。まだ、申込みが済んでいない方は、下記Webページから申込みの上、是非、ご参加ください。
http://www.pref.aichi.jp/0000033376.html
【日時】平成22年12月8日(水)午後4時30分から午後6時まで
【場所】名城大学 天白キャンパス 11号館 4階 405教室
【講師】島本 迪彦 氏【愛知株式会社 代表取締役社長】
【内容】シラバスより
当該企業は、大学・専門学校を中心とした教育施設と、各種会館やホールといった公共施設などの「人が集まる空間」のイスや机の専門メーカーである。同社の商品開発は、「集いと学び空間をデザインする」という企業コンセプトの下、空間のあり方やコミュニケーションを考えた専門メーカーらしい製品づくりを目指し、常に斬新なアイデアと独自のデザインを最優先している。これまで数々のユニークな商品を世に送りだしてきており、これまでにグッドデザイン賞の受賞商品は139 点(平成21 年10 月現在)を数える。2005年には、米国最大の家具見本市で、日本企業として初めて金賞を受賞した。
現在の海外売上比率は5%であるが、今後は家具の先進国である欧米諸国を中心に高めていくべく、この秋にはドイツで開催される世界最大級の家具展示会に、日本の専門家具メーカーとしては初の単独出展を果たす。こうした話しを聞くことにより、(1)良いデザインとはどのようなデザインなのか、(2)グッドデザイン賞の受賞商品を生み続ける秘密は何か、(3)「家具は欧米製品にかなわない」という既成概念をくつがえし金賞を受賞した要因は何か、などについて考察することにより、ものを作る際のデザインの重要性について認識するきっかけとする。
また、こうした考察を通じ、製造業における仕事の奥行きの広さを知り、職業観の形成を図る。