第2回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座が開催されました
10月6日(水)に、第2回「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座を開催しました。
今回からは、社長さんに登場いただいており、木村重夫氏(株式会社生方製作所 代表取締役)に講義をしていただきました。
社長さんから、経験に基づいた具体的な話が聴けたということで、学生は熱心に耳を傾けるとともに、積極的に質問を行っていました。
講義風景
講義をする木村重夫氏(株式会社生方製作所 代表取締役社長)
質疑風景
第2回「愛知ブランド企業の学ぶものづくり」講座の出席者へのアンケートによると、
講義内容は、ほぼ全員の人が講義内容は「良かった」と回答しています。
「良かった」の理由としては、
○ 自分の考え方をこれから変えたくなった
○ 「夢見る力は生きる力」、「継続的なイノベーション」など、これからの自分の進路の助けになる言葉や行動を学べた
○ リアルなエピソードを交えた興味深い話を聞くことができた。企業において積み重ねた技術やノウハウがいかに重要かを学んだ。
○ 生きた情報・生の声を聞き、モノづくり企業のすごさ、大切さをよく理解した
○ 中国市場のことやモノづくり企業の今後のあり方を知ることが出来たので良かった
○ 日本のモノづくりの重要性や事業の進め方がよくわかった
○ モノづくりに対する熱意が伝わってきた
○ 技術だけでなく経営戦略や生産スタイルなど多角的に経営手法を話していただいたので経済学部の自分も理解できた
など、多くの意見を記載していただきました。
講義内容は、ほぼ全員の人が「よく理解できた」、「概ね理解できた」と回答しています。
今回の講義は、ほぼ全員の人が「今後の参考になる」と回答しています。
「参考になる」の理由としては、
○ 就職する際のポイントなどがわかり、よかった
○ 企業理念の話、社長個人についての話などが今後の就職活動に役立つと思う
○ モノづくり全体につながる内容でありとても参考になった。今後の就職活動にも役立てたい。
○ 就職活動を開始した自分にとってプラス情報を多く取り入れられた
○ 考え方次第で逆境も乗り越えられる、発想の転換が大切と再認識した。
○ これから自分たちがやるべきことの一つを教えてもらえた
○ 物事に対する視点が増えた
○ 社会人としてどのようなことを大切にしていけばよいかを学べた
○ 自分がどのようなモチベーションで今後の生活をおくるのか考えさせられ、良かった。
○ 「夢見る力は生きる力」のモットーと仕事へのこだわりを持つことが理解できた。中国市場の大きさとそれへの適応、これからも海外目線で仕事をする事が必要と分かった。
○ 世界の現状、特に中国について知ることが出来、参考になった
○ これからの日本のモノ作りが何をすべきかがよくわかった
○ 情報網の進化によりシェアは失いやすくなっており、既存の技術を基本にイノベーションしていくことが重要であると理解した
など、多くの意見を記載していただきました。
第3回目(10月13日)は、株式会社まるや八丁味噌様です。まだ、申込みが済んでいない方は、下記Webページから申込みの上、是非、ご参加ください。
http://www.pref.aichi.jp/0000033376.html
【日時】 平成22年10月13日(水)午後4時30分から午後6時まで
【講師】 浅井信太郎 氏【株式会社まるや八丁味噌 代表取締役社長】
【内容】 シラバスより
当該企業は、創業延元二年(1337 年)。伝統製法にこだわり、八丁味噌の伝統的な味・製法を今に伝える、八丁味噌メーカーである。
八丁味噌は三河武士の兵食として珍重され、藩御用達となり、江戸時代には東海道の発展とともにその名が知られるようになった。
途中、第二次世界大戦中は、統制令による製造中断や、戦災による資料喪失を乗り越え、昭和25 年(1950 年)に製造を再開。昭和43 年(1968 年)には、アメリカへの輸出を開始し、現在では「Hatcho Miso」の商品名で世界20 ヶ国以上に、輸出を行っている。
こうした創業から今日に至るまでの話しを聞くことにより、(1)戦争による製造中止等を乗り越えて、いかに伝統を守ってきたのか、(2)伝統とは革新であるとよく言われるが、創業以来何が変わらず守られており、何が変わってきたのか、などについて考察することにより、何百年にもわたりものを作り続けることの難しさについて考えるきっかけとする。また、こうした考察を通じ、製造業における仕事の奥行きの広さを知り、職業観の形成を図る。